Xpress-Mosel
ユーザはXpress-Moselにより問題の定式化を行い、こうして定式化された問題を、Xpress-Optimizerを使って解き、そして、分析のために特に設計されたプログラミング言語を使って、解を分析することができます。Moselプログラミング言語により定式化された問題はコンパイルされ、それにより堅牢になり、それらの中にあるモデル構造などを、エンドユーザから防護します。Moselプログラムは、インタラクティブな方式でランすることができ、また、アプリケーションに組み込むこともできます。
詳細内容は、Xpress学習広場/関係資料にあります。
Mosel言語は、簡単におぼえられ、そして、使用できます。それにより、最適化問題を一から開発し、他人が書いた問題を理解し、チェックし、問題を修正し、維持することが容易にできます。ビジュアルな開発環境であるXpress-IVEは、さらに、このプロセスを簡単にしてくれます。アービトラリーなレインジ(range)、インデクッス・セット、疎なオブジェクト(sparseobject)を完全にサポートしているので、大規模で、複雑な問題を明確に、かつ、簡潔に、しかも、特定のデータ例に完全に独立して表現できます。
Moselには拡張ライブラリーが含まれ、その一つにより、Moselプログラム内の最適化ステートメントを通して、Xpress-Optimizerを、直接、制御することができます。また、別のもう一つにより、ODBCデータ・ドライバーが提供され、それにより、ユーザは、すべての共通なデータベースや表計算に直接インターフェースすることができ、これにより、データは、直接、テキストファイルからインポートでき、また、それにエクスポートできます。
Mosel白書も参照して下さい。
Xpress-BCLは、アプリケーション内で、問題を構築するためのオブジェクト指向ライブラリーです。それは、ステップ・バイ・ステップのアプローチを使い、変数を追加し、制約式を追加する機能を持っています。開発者は、C/C++、または、Javaプログラム内から、これを呼び出し、順々に完全な問題を構築してゆきます。ひとたび、問題が定義されると、問題は、Xpress-Optimizerを使って解かれます。さらに、BCL機能により、開発者はアプリケーション内で、直接、解にアクセスすることができます。
勿論、Xpress-Optimizerに直接、問題をロードすることができます。それには、2つの方法があります。ユーザは、業界標準のMPSマトリックス形式やLPマトリックス形式を使ってファイルから問題をロードしたり、アプリケーションから、直接、呼出す機能を使って問題全体をロードしたりすることができます。
これら4つの方式の具体例や、これらの方式の持つメリット、デメリットについては、「Xpressによるモデリング白書」を参照して下さい。