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[整理No.006] 投稿 安藤宏昭(2001.08.08)
制約理論の勉強、および、社内展開のへの下準備について

質問―安藤宏昭

小林先生の「制約理論についてのノート」、「稲垣先生のTOC革命」、「ザ・ゴール」等を読みました。3著作ともわかりやすい内容で「知識」としてとても役に立ちましたが、日本で積極的に導入される論理と考えていいのでしょうか。

[整理No.006] コメント 小林英三

「日本で積極的に導入される論理」であるかどうかは、経営者が決めることだと思います。ある経営者は、「これこそ、わが社の工場で行うべきこと」と判断するでしょうし、また、別の経営者は、別の判断をしたり、TOCそのものを知らないが故に、TOCを導入しないかも知れません。小生の知っているある経営者は、稲垣先生のTOC革命を、企画室長、経理部長の薦めで読み、これこそわが社で導入し、ボトムラインの改善につなげるべき経営手法と考え、「トップダウンによるTOCの導入」を意思決定しました。

したがって、「日本で積極的に導入される論理と考えるかどうか」という質問には、個々の経営者が答えるべきだと考えます。それには、まず、経営者は、ご自分の判断で、TOCを評価する必要があります。

質問―安藤宏昭

わたしも製造業に勤務しておりまして、アレックスの会社程ではないにせよ「収益の低下」が押し寄せてきています。そんな環境でTOC理論や小林先生の書物にあった線形計画法から何らかの対応コンセプトを導き出そうと悪戦苦闘しています。自分自身は制約理論に魅せられたところがあるのですが、経営者層に受け入れられる理論なのかが見当つかず「言葉にして良いのか」に心配があります。

コメント―小林英三

上で述べたように、TOCを、自社の工場に導入するかどうかを意思決定するためには、「経営者は、ご自分で、TOCを評価」して、これこそ求めていたものと確信する必要があります。それには、まず、経営者が「TOC」とは何かを理解する必要があります。そのような観点から考えると、小生の「制約理論(TOC)についてのノート」の最初の20ページに書かれている「エキュゼキュティブ・サマリー」を、まず、直属の上司の方にご覧に入れたら如何でしょうか。そして、その上司に興味を抱かせ、同志とし、TOC信奉者の輪を広げて行く所作が必要だと思います。この「エキュゼキュティブ・サマリー」は、このような目的のために作ったものです。

しかし、それを行う前に、安藤さんご自身が、自社の観点から、TOCをご自分で評価し、「TOCは、自社の工場への導入に値するものである」という確信を持つ必要があると思います。それには、読書などで、もう少し、勉強を深めなければならないと思います。

1. 読書による方法

最近、日本語のTOCの文献が増えてきました。小生がお勧めしている、これらの文献を読む順序は、以下の通りです。

  • 「ザ・ゴール」 エリ・ゴールドラット著、ダイアモンド社(2001年5月)
  • 「TOC革命」 稲垣公夫著、日本能率協会マネジメントセンター(1999年4月1日)
  • 「制約理論(TOC)についてのノート」 小林英三著、ラッセル社(2000年7月7日)
  • 「シンクロナス・マネジメント」 アンブル、スリカンス著、(小林英三訳)、ラッセル社(20012月)
  • 「制約管理ハンドブック」 ックス、スペンサー著、(小林英三訳)、ラッセル社(1999年11月20日)

これに加え、最近、富岡さんという方が、スリカンス、ロバートソンの本を邦訳され、「TOC 意思決定の技術」(出版社JMAM)という題名で出されていますが、この本もよいと思います。また、小生も、近々(9月を予定)、「制約理論(TOC)のインプリメンテーション」ウオッペル著、ラッセル社を翻訳出版致しますが、これも、参考になると思います。

2. 外部のTOCセミナーに出席する

例えば、NECユニバーシティが、そのようなセミナーを定期的に開催しており、小生も講師として参画しています。(詳細は、Website: http://www.toc-japan.com をご覧下さい。)次回は、10月だと思います。

3. インターネットで情報を集める

まず、Website: http://www.toc-japan.comから、その全部をコピーし、「疑り深く、理屈っぽく、熟読」して下さい。大分、考えるべき情報が入っています。

また、このサイトから、国の内外のTOCのウエブサイトへのリンクが張られていますので、それらのサイトをビジットして、情報を集め、TOCの知識を深めるのがよいと思います。

4. 社内で、同好の志をつのり、「輪読会」を作り、勉強する

最初のテキストは、「ザ・ゴール」、「TOC革命」、および、「制約理論(TOC)についてのノート」 を読んでいることを前提に、アンブル、スリカンスの「シンクロナス・マネジメント」がよいと思います。

当面、このようなことをされ、しばらく経ってから、また、メールを下さい。お待ちしております。

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